「エアコン工事の仕事に興味があるけれど、実際どんな1日を過ごすのだろう」——これから業界を目指す方や、転職を考えている方にとって、気になるところだと思います。
この記事では、業務用エアコンの施工を15年手がけてきた立場から、施工者の1日を、朝の出発から撤収まで具体的にお伝えします。そして、私自身がこの仕事に就く前はシステムエンジニアだったので、デスクワークと職人仕事、その両方を経験した視点から、この仕事のいいところと大変なところも、正直にお話しします。
なお、ここに書くのはあくまで私が所属する会社の場合です。労働時間や働き方は会社によって大きく違いますので、参考程度に読んでいただければと思います。
エアコン工事の1日
朝:6〜8時ごろ、会社に集合
朝の集合時間は、その日の現場によって変わります。だいたい6時から8時ごろに、いったん会社に集まります。そこで、その日必要な材料や道具が揃っているかを最終確認し、現場へ向かいます。
この確認が大切で、現場に着いてから「あれがない」となると、作業が止まってしまいます。
現場到着:挨拶と養生から
現場に着いたら、まず挨拶です。お客様の建物をお借りして作業をさせていただくので、ここは丁寧に。
そして、養生から作業がスタートします。通路や作業範囲を保護シートで覆って、建物や備品を傷つけないようにする。実際の取り付け作業に入る前の、大事な準備です。
10時ごろ:30分の休憩
作業を始めて、10時ごろに30分ほど休憩を取ります。体を使う仕事なので、この休憩は大切です。
12時前:昼休憩
12時前くらいから昼休憩に入ります。昼食は、現場の近くのごはん屋さんで食べることが多いです。
これが、実は毎日の楽しみのひとつです。現場が変われば、行く店も変わる。いろいろなものを食べられるので、お昼ごはんはとても楽しみにしています。
13時:作業再開、15時ごろに休憩
13時から作業を再開し、15時ごろにまた30分の休憩。そして最後の作業に入ります。
17時:現場を撤収
17時には現場を撤収するのが基本の流れです。片付けと清掃をして、その日の作業は終了です。
1日の中で、実は昼休憩が楽しみのひとつです。現場の近くのごはん屋さんで食べることが多いのですが、現場が変われば、行く店も変わります。今日はどこで食べようか、と考えるのは、この仕事の小さな楽しみです。毎日いろいろなものを食べられるのは、現場を回る仕事ならではだと思います。
1日に回る現場の数
基本的には1日1現場です。ただ、日によっては複数の現場を回ることもあります。例えば、午前中に入れ替え工事をして、午後は別の現場に現地調査に行く、といった組み合わせもあります。
そして、夏場は複数の現場を1日でこなすことが多くなります。エアコンの需要が集中する時期なので、どうしても件数が増えます。帰りが少し遅くなることもありますが、稼ぎ時だと思って頑張っています。
基本的には1日1現場ですが、日によっては組み合わせも変わります。午前中に入れ替え工事をして、午後は別の現場に現地調査へ行く、という日もあります。
そして夏場になると、1日で複数の現場をこなすことが多くなります。エアコンの需要が集中する時期なので、どうしても件数が増え、帰りが少し遅くなることもあります。ただ、そこは稼ぎ時だと思って頑張っています。
大変なところ
正直に、大変なところもお伝えします。
まず、朝が早いこと。6時集合となれば、それより前に起きて準備します。そして体を使って1日作業をした後、帰りの運転で眠くなってしまうことがある——これは実際に大変な部分です。安全のために、無理をしないよう気をつけています。
体力を使う仕事であること、季節によって繁忙期があること。これらは、この仕事を選ぶなら知っておくべきことだと思います。
正直に言うと、朝が早いのは大変です。6時集合となれば、その前に起きて準備をします。そして1日体を使って作業をした後、帰りの運転で眠くなってしまうことがある——これは実際にきつい部分です。事故を起こしては元も子もないので、無理をしないよう気をつけていますが、体力的な負担があるのは確かです。
いいところ——元システムエンジニアとして思うこと
私はこの仕事に就く前、システムエンジニアをしていました。両方を経験して思うのは、システムエンジニア時代の1日は、正直なところ退屈だったということです。同じ場所で、似たような作業を続ける日々でした。もちろん、それが向いている人もいると思います。ただ、私には合いませんでした。
その点、エアコン業者の1日は退屈しません。現場は毎日変わり、建物も条件もやることも違う。同じ工事は二つとないので、仕事に飽きるということがないのです。
それから、1日の終わりがはっきりしているのも、この仕事の好きなところです。「このエアコンを入れ替えたら今日は終わり」——そうやって、終わりが目に見えている。目の前の仕事を仕上げれば完了する。この分かりやすさが、私には心地よいのです。
うちの会社は、現場が早く終われば帰ってよいというルールになっています。今日は13時に家に帰ってきました。段取りよく進めれば、自分の時間が増える。これも頑張れる理由のひとつです。ただ、これは会社ごとにまったく違う部分なので、転職を考える方は必ず確認してください。
会社によって、働き方は違います
最後に、大切なことをお伝えします。ここまで書いてきたのは、あくまで私が所属する会社の話です。
労働時間、休憩の取り方、残業代の扱い、早く終わったときのルール——これらは、会社によってまったく違います。同じエアコン工事の仕事でも、働き方は千差万別です。
ですから、転職や就職を考えるときは、その会社の実際の働き方を、しっかり確認してください。私の話が、そのまま当てはまるとは限りません。
まとめ
エアコン工事業者の1日について、お伝えしました。
- 6〜8時ごろ会社集合、材料と道具を最終確認して現場へ
- 現場では挨拶と養生から。10時、15時に30分休憩、12時前から昼休憩
- 17時に撤収。基本は1日1現場、夏場は複数のことも
- 大変なのは、朝が早いこと、帰りの運転で眠くなること
- いいところは、1日が退屈しないこと、終わりがはっきりしていること
- 働き方は会社によって大きく違うので、必ず確認を
元システムエンジニアとして言えば、この仕事は、毎日が違って、退屈しません。そして、目の前の仕事を仕上げれば、その日が終わる。この分かりやすさが、私には合っていました。体を使う仕事なので大変なこともありますが、興味があれば、ぜひ検討してみてください。
この仕事に興味を持たれた方は、まず第二種電気工事士の資格取得を検討してみてください。エアコン工事では電気工事がほぼ必ず発生するので、実質的に必須の資格です。働きながら取得を目指す人も多く、学科の教材と、実技試験の練習セットを使えば、効率よく準備できます。
電光石火の第2種電気工事士技能試験セットこの仕事に必要な資格についてはエアコン取り付けに必要な資格とは、実際に使う工具はエアコン取り付けに使う工具・道具一覧、将来的な独立についてはエアコン・空調設備で独立するにはで解説しています。あわせてご覧ください。
【運営者からのお知らせ】
1日の仕事の中でも、拾い出しや段取りは時間のかかる作業です。その手間を減らすために、業務用エアコン・換気施工の拾い出しツール「Hiroi」を開発しました。図面にルートを引くだけで、配管・ダクトの拾い表を自動で作れます。現役の施工者が作ったツールです。
